韓流西部劇

nostalji2013-02-18

録画していた『決闘の大地で』(2010年/監督:イ・スンム)を観る。暗殺集団“悲しき笛”の最強戦士(チャン・ドンゴン)が、敵対勢力の皆殺しを命じられるんですが、赤ん坊だけは殺せず、組織の掟を破って赤ん坊を連れてアメリカ西部にやって来るんですな。砂漠の町ロードに辿り着いた戦士は平和な生活を求めて洗濯屋を始めます。両親を無法集団の大佐(ダニー・ヒューストン)に殺されたナイフ投げの美女リン(ケイト・ボスワース)と知り合い、互いに惹かれあいますが、無法集団を率いて大佐が現れ、さらに戦士を追って暗殺集団“悲しき笛”がやってきます。壮絶な戦いが始まり……
ストーリーや設定は思いつき程度で、突っ込んだらキリがありません。低予算のせいかセットもCGも安っぽく、映像は褒められたものではありません。赤ん坊は名優(表情が実にいいのね)でしたが、ジェフリー・ラッシュダニー・ヒューストンといったクセのある役者は巧く活かされていません。拳銃やライフルなど全くものもせず、刀だけで戦うチャン・ドンゴンだけがカッコ良いのね。ただ、それだけの映画で〜す。
『必殺仕事人2013』を観る。“2012”では、高橋英樹が悪役でしたが、今回は里見浩太朗ね。来年は北大路欣也かな。新しい仕事人として中村獅童が登場しましたが、殺し技が今イチ。内容も粗雑で、1年振りなのだからもっと練って欲しかったです。レギュラー放送のやっつけ仕事と変わりありません。役者のキャラに頼るだけじゃねェ。