作品は古いが

nostalji2013-05-31

ビデオに録画保存していた『宮本武蔵・決闘般若坂』(1943年・大映/監督:伊藤大輔)を観る。鎖鎌の名人・宍戸梅軒(月形龍之介)を訪ねた武蔵(片岡千恵蔵)は、鎖鎌の妙技を教わります。歓談の途中で武蔵が弟の仇と気づいた梅軒は、武蔵の寝込みを襲いますが、いち早くそれに気づいた武蔵は脱出。梅軒は金剛院の山伏たちと般若坂で武蔵を待ち伏せしますが……
武蔵を追い求めるお通(相馬千恵子)、心の道を諭す沢庵和尚(香川良介)、武蔵に恋する朱美(市川春代)、武蔵に嫉妬する又八(原健策)、武蔵を仇として狙うお杉婆と、お馴染みの人物が登場しますが、原作を知っていることが前提の添え物です。武蔵と梅軒との対決がメインね。内田吐夢が『真剣勝負』(1971年)の脚本を伊藤大輔に頼んだのがわかります。鎖鎌という武器を存分に使った殺陣は秀逸で〜す。