珍しい拳銃が

nostalji2013-08-14

ビデオに録画保存していた西部劇『テキサス白昼の決闘(Two for Texas)』(1998年/監督:ロッド・ハーディ)を観る。古いビデオで、途中で色が抜けたりします。保存も限界かな。
ルイジアナの刑務所から極悪な看守長を殺して脱走したアリソン(クリス・クリストファーソン)とホーランド(スコット・ベアストウ)が、テキサス独立に立ち上がったサム・ヒューストン(トム・スケリット)の義勇軍に加わるためにテキサスを目ざします。二人に賞金をかけて追跡するのが、殺された看守長の兄ランドール(ビクター・リバース)ね。ランドールはテキサス独立を阻むためにメキシコ軍に武器を売っている悪い奴。両親を殺されてインディアンを憎んでいるホーランドが、アリソンが助けたインディアン娘(アイリーン・ベダード)と愛しあうようになるエピソードがあった後、ランドール一味に追われた二人はヒューストンのキャンプに逃げ込みます。
キャンプでアリソンは昔の友人ジム・ボーイ(ピーター・コヨーテ)と再会。アラモに行くというジム・ボーイにアリソンも同行しようとしますが、ヒューストンを手伝って戦いの準備をするように頼まれます。やがて、アラモがメキシコ軍に包囲されたという報せが届き、アリソンとホーランドはアラモに駆けつけますが、既に全滅したあと。生き残っていたディキンソンの妻子を伴ってキャンプに戻った二人は、ヒューストンの命令でメキシコ軍の動静をさぐります。サンハシントで宿営しているメキシコ軍を見つけ、その中には宿敵ランドールの姿も。二人の報せを受けたヒューストンはメキシコ軍を奇襲し、アラモのリベンジね。アリソンはジム・ボーイの形見のナイフでランドールと決闘かと思いきや、何じゃコリャという結末でした。
TVムーヴィなので大掛かりな戦闘シーンはなく、全体的に話を詰め込み過ぎたために、登場人物の行動に深みがなく盛り上がりがないですが、アラモ関連作品として楽しめます。
画像は、コルト・パターソン。映画の中では見かけることのなかった拳銃ですが、この作品でクリス・クリストファーソンが使っていました。パターソンは1836年に開発されているので時代的にはギリギリあう勘定。コルト・パターソンを初めて雑誌で目にした時(小学生の頃)、引き金がないのでどうやって撃つのか不思議でしたよ。撃鉄をおこしたら引き金が出てくるのを知ったのは、ずっと後のこと。