定番シーンの連続だが

nostalji2013-11-01

西部劇DVDの『幌馬車隊』(1950年/監督:ロイ・ローランド)を観る。南北戦争末期、捕虜収容所から脱走した南軍兵が、黄金輸送の幌馬車隊に紛れ込み、正義と悪に分れて戦う物語です。
オウエン(ジョエル・マクリー)、ウォレス(バリー・サリバン)、プリースト(ジェームズ・ホイットモア)の3人は北軍の捕虜収容所を脱走しますが、南軍のクゥアントレルゲリラ隊に出会い、仲間になることを強制されます。彼らの目的は北軍に運ぶ黄金を奪うこと。幌馬車隊の中に黄金を積んだ荷馬車があるんですな。オウエンたちは幌馬車隊長(ラモン・ナヴァロ)に同行を断られますが、アパッチの襲撃されている幌馬車隊を救い、護衛役として加わります。幌馬車隊の中に美しい未亡人(アーレン・ダール)がいて、彼女を巡ってオウエンとウォレスは対立。途中で戦争が終結したことがわかり、オウエンはゲリラ隊が待伏せしていることを幌馬車隊に知らせますが、ウォレスは強盗団と化したゲリラ隊に走り、幌馬車隊を襲撃します。
主人公とヒロインの恋を絡め、インディアンの襲撃、馬の暴走、急流渡り、強盗団との銃撃戦と、幌馬車隊の定番行動が展開するオーソドックスな西部劇です。砂塵を蹴立てて大勢いるように見せかけたりするところや、北軍と南軍では戦場の呼び方が異なる(北軍=シャイロの戦い、南軍=ビックスバーグの戦い)ことで南軍であることがわかったりするところは面白かったですね。ちゃんとした西部劇を観ると落ちつきま〜す。画像は、ジョエル・マクリーとアーレン・ダール。