テレビ特番の忠臣蔵

nostalji2013-12-19

ビデオに録画保存していた時代劇『忠臣蔵』を再見。1991年にフジテレビが放送した年末スペシャルです。特に新趣向はなく、オーソドックスな内容です。吉良(大滝秀治)の浅野(中井貴一)への苛めは、接待料理と畳替えね。接待料理は片岡源五右衛門高橋悦史)が精進料理と生物料理の両方を用意して難を逃れ、畳替えは堀部安兵衛地井武男)が畳屋の元締め(左とん平)に頼んで間にあわせます。昨日の『赤穂城』では畳替えは片岡源五右衛門が頼んでいましたが、市井に暮らしていた安兵衛の方が自然ですね。
浅野家再興を幕府はすぐに拒絶するだろうと考えていた大石内蔵之助(仲代達矢)が、幕府からの返答がなかなかされず、討入したくても大義名分がなくて、「嘆願するんじゃなかった」と言ってあせるのは面白かったです。
脱落者のエピソードはなく、義士銘々伝は、矢頭右衛門七吉岡秀隆)の母(樫山文枝)との別れと、赤埴源蔵渡辺謙)の徳利の別れね。この二つのエピソードは、大映オールスター映画の『忠臣蔵』でも扱っていました。
数多く作られている『忠臣蔵』を見比べる楽しさはありますが、あまり多く作られているので、どれがどれやら忘れている方が多いですね。画像は、瑤泉院役の古手川祐子。再見するまで、誰が瑤泉院を演じていたか憶えていませんでした。