魅力的なキャラだが

nostalji2014-01-07

録画していた『PARKER/パーカー』(2013年/監督:テイラー・ハックフォード)を観る。親友のハーリー(ニック・ノルティ)の薦めでメランダー(マイケル・チクルス)たち新しい仲間4人とイベント会場の大金強奪に成功したパーカー(ジェイソン・ステイサム)でしたが、メランダーたちは新しい強盗を計画しており、話に乗らないパーカーの分け前を拒否して命を奪おうとします。からくも命をとりとめたパーカーは、4人を追ってフロリダのパームビーチへ。不動産業者を利用して彼らの隠れ場所と宝石強奪計画を探りますが、女性セールスマン(ジェニファー・ロペス)に怪しまれるのね。メランダーの背後にはマフィアの組織があり、殺し屋がパーカーの命を狙ってやってきますが……
原作はリチャード・スタークの『悪党パーカー/地獄の分け前』です。“悪党パーカー”シリーズは全部で20作あり、これまでにも何度か映画化されています。一番有名なのは、「人狩り」を映画化した『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(1967年/監督:ジョン・ブアマン、主演:リー・マービン)ですね。ターゲットは汚い金、悪い奴しか殺さない、仕事は完璧に美しく、という盗みの3ヶ条を実践するピカレスクヒーローが魅力的でした。
でもって、この作品ですが、売上金や宝石を奪うという話はこれまでにも山ほどあり、たいした見せ場になっていません。裏切者への復讐アクションもジェイソン・ステイサムのタフさぶりを見せるだけね。如何ってことのないB級アクション映画で、主人公が魅力的かというと、ウ〜ン。