アクション中心

nostalji2014-01-16

録画していた『新仁義なき戦い・組長の首』(1975年・東映/監督:深作欣二)を観る。旅人の黒田(菅原文太)は大和田組幹部の楠(山崎努)と敵対組織の組長を殺し、単独殺人として自首し、7年服役します。出所した黒田は刑務所で舎弟にした志村(小林稔侍)と楠を訪ねますが、楠は麻薬中毒になっているのね。大和田(西村晃)は懲役慰労金として500万円を黒田に渡すように若頭の相原(成田三樹夫)言いますが、相原が黒田に渡したのは麻薬。相原が悪い奴で、組内で張り合っていた赤松(室田日出男)の縄張内で黒田に麻薬を処分させ、赤松と黒田を噛みあわせます。志村の弟分(三上寛)が赤松を殺したことから、相原は黒田を追い払おうとしますが、大和田は黒田を子分に。大和田が娘である橘の妻(梶芽衣子)を別れさせて黒田と一緒にさせるつもりと相原から吹きこまれた橘は大和田を殺し、精神異常者として精神病院へ。黒田、志村、そして橘の舎弟の須川渡瀬恒彦)が、関西の大親分(内田朝雄)の後押しで大和田組を継いだ相原の首を狙って……
飯干晃一の原作から離れたオリジナルです。ヤクザ組織に生きる男たちの憎悪・猜疑・野望をアクションたっぷりに描いていますが、『仁義なき戦い』五部作のような心に残るものではありません。カーチェイスは迫力あり、この作品の見せ場になっていますね。画像は、山崎努麻薬中毒による狂気がグッド。