これまた西部劇というより

nostalji2014-01-27

西部劇DVDの『北の狼』(1952年/監督:アンドルー・マートン)を観る。カナダの雪山を舞台にした冒険アクションです。猟師のジュールズ・ビンセント(スチュアート・グレンジャー)は町の酒場でインディアンの混血娘(シド・チャリシー)と知りあい、一緒に暮らすことにしますが、彼女に横恋慕した大男(ハワード・ペトリー)を殺してしまいます。騎馬警官のペドリー(ウエンデル・コーリー)が猟に行ったジュールズを逮捕しようと雪深いジュールズの猟場へやってきますが……
殺人容疑者(グレンジャーがペトリーを正当防衛で殺したらしいのだが、そのシーンはありません)のグレンジャーを連行するコーリーとの心理的対立を描いているのですが些か長ったらしいです。1本のネガだけで撮影するアンスコ・カラーの第1作というのが当時の売りだったらしく、ロバート・サーティース撮影による雪山の風景や激流下りなどで素晴らしいロケ効果をあげていますね。内容的には盛り上がりにかけ、凡作と言わざるを得ませ〜ん。
画像は、スチュアート・グレンジャーとシド・チャリシーシド・チャリシーといえばミュージカル・スターして有名ですが歌は吹替えでした。この作品でも歌うシーンがありますが吹替えのような気がします。美脚を見せるシーンもなく、不満、不満。