NHKの必要性

nostalji2014-04-05

昨夜はBS時代劇『神谷玄次郎捕物控』を観る。北町奉行所同心・神谷玄次郎(高橋光臣)は、怠け者だが頭はキレ、剣の達人。小料理屋のお津世(中越典子)のところに入り浸る怠惰な生活を、婆やのおさく(岸本加世子)や上司の金子猪太夫小野武彦)は叱りますが、意に介していません。同僚・鳥飼道之丞(山崎樹範)から誘拐事件の捜査協力を頼まれ、配下の岡っ引き・銀蔵(中村梅雀)の下引き・直吉(長谷川朝晴)を手伝いにやりますが行方が知れなくなります。玄次郎は道之丞配下の岡っ引き・弥之助が怪しいと睨み……
藤沢周平原作のドラマ化で、以前にも古谷一行主演でドラマ化されており、第1回は同じエピソードね。脚本も同じ安倍徹郎でした。殺陣は今イチですが、現在の水準ではこんなものでしょう。民放が時代劇を盛んに製作していた1970年〜80年代は、NHKなんか必要ないと思っていましたが、安手な番組ばかりの現在の民放では時代劇製作は期待できず、期待できるのはNHKだけ。時代劇は日本の文化なのにねェ。
俳優の蟹江敬三(69歳)さんが亡くなる。渋くなった中年以降の蟹江さんも悪くありませんが、若い頃の個性的な悪役ぶりが印象に残っています。最近の若い俳優にはない味でしたからねェ。