新作時代劇は

nostalji2015-04-10

録画していたBSジャパンの『松本清張ミステリー時代劇』とNHK木曜時代劇『かぶき者慶次』を観る。今週から始まった新作時代劇です。
松本清張ミステリー時代劇』は、松本清張の連鎖短編集『無宿人別帳』『彩色江戸切絵図』『紅刷り江戸噂』の中から12作品をドラマ化した1話完結時代劇です。第1回は「流人騒ぎ」で、島流しとなった無宿人の物語。賭場で傷害沙汰を起こした忠五郎(武田真二)は、無宿人だったことから八丈島へ送られます。十数年の時が流れ、自分より罪の重い流人が赦免されるのを見て忠五郎は、庄屋の源右衛門(新井康弘)に手違いがないか調べ直すことを頼みますが取りあってもらえません。そんなある日、流人仲間の軍蔵(大浦龍宇一)から島抜けを誘われます。忠五郎には、彼を慕うくす(福田沙紀)という娘がいましたが、島の女てご(遊井亮子)と暮らしていた覚明(渡辺いっけい)も仲間となったことから島抜けを決意します。しかし、島抜け計画は源右衛門に知られることになり……
NHKの時代劇と比べると少ない予算で製作されていることがわかります。だけど、佐々木蔵之助をナビゲーター(前置き解説)として使い、イラストによる導入部分の省略など演出に工夫がみられますね。キャスティングにも華やかさはありませんが、それぞれ個性を発揮していました。
『かぶき者慶次』は、戦国一のかぶき者・前田慶次の晩年を描いた作品。藤竜也の慶次は、戦う時の凄みは今イチですが、風流人としての雰囲気はグッドです。女優陣が華やかなのは、もっとグッドね。楽しめる時代劇になっています。
今夜は、『神谷玄次郎捕物控2』の第2回目。1回目を観たかぎりでは、期待通りの出来映えに満足、満足です。