知る人ぞ知る

nostalji2014-04-26

某ブログで俳優のクレイグ・ヒル(88歳)が亡くなったことを知る。代表作がマカロニウエスタンの『さすらいの一匹狼』(1966年/監督:トニーノ・ヴァレリ)ですから、名前を聞いてもピンとくる人は多くはいないでしょう。名前は忘れたけど、西部劇にスコープ付ライフルが出てきた作品ということで憶えている人はいるかも。
マカロニ初期には、クリント・イーストウッドに代表されるようにテレビで知名度があったスターがイタリアに渡っていましたが、彼もその一人です。テレビ創生期の1957年にKRテレビ(現:TBS)系列で放送された『ソニー号空飛ぶ冒険』の主人公でした。ソニーが番組提供していたので『ソニー号空飛ぶ冒険』という邦題ですが、原題は『Whirlybirds』ね。本国では1957年から60年にかけて放送(3シーズン111話)されましたが、日本では1シーズンだけ。
でもって、『ソニー号空飛ぶ冒険』ですが、ヘリコプター・サービス会社の二人のパイロット(クレイグ・ヒルとケネス・トビー)が主人公で、ケガ人の救出や救援物資の輸送、さらには犯罪人の追跡などにヘリコプターが縦横無尽に活躍する冒険ドラマです。一昨年、ニューヨークに滞在していた時に、CATVで放送されていたエピソードでは、現金輸送車が襲われ、警察が非常線を張るのですが、犯人はヘリコプターを使って逃走、それを二人がヘリコプターで追跡する物語でした。ヘリコプター同士のチェイスは、CGでない生の迫力がありましたよ。
画像は、クレイグ・ヒルとケネス・トビー。相棒のケネス・トビーは50年代のB級SFではお馴染みの顔ね。