監督関連で

nostalji2014-05-07

録画していた西部劇『真昼の死闘』(1970年/監督:ドン・シーゲル)を再見。3人の男に乱暴されそうになっている尼僧のサラ(シャーリー・マクレーン)を救ったホーガン(クリント・イーストウッド)は彼女と旅をすることになります。サラはメキシコ革命軍を助けたことからフランス軍に追われており、ホーガンは革命軍に協力してフランス軍の金塊を奪おうと目論んでいるのね。革命軍のベルトラン大佐(マノロ・ファブレガス)と会ったホーガンは、チワワのフランス軍基地を襲撃する計画をたてますが……
南北戦争直後のメキシコを舞台に、エンニオ・モリコーネの音楽が流れ、無精ヒゲのイーストウッドが登場となれば雰囲気的にはマカロニウエスタンですが、原作がバッド・ベティカーなので垢抜けた内容になっていますね。尼僧に化けた娼婦のマクレーンとイースドウッドの掛け合いが面白く、最後までダレルことなく楽しませてくれますよ。ドン・シーゲルの演出は各場面を丁寧に描いており、芸が細かいです。
画像は、マクレーンとイースドウッド。フランス軍が革命軍を攻撃するという情報をつかんだ二人が、橋を爆破してフランス軍の列車を峡谷に転落させるのですが、イースドウッドが酔っ払っていて、仕掛けたダイナマイトにライフルで命中させることができず、殴って目を覚まさせるのね。イーストウッドが酔っ払ったのは、インディアンに射ち込まれた矢を抜くためにウイスキーをラッパ飲みした為で、各場面が意味を持って繋がっていく展開に満足、満足で〜す。