架空を超えた存在

nostalji2014-06-11

録画していた海外ドラマ『SHERLOCK3(全3話)』の第1話を観る。シーズン2の最後でモリアーティと対決し、死んだと見せたホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)の帰還です。ホームズはモリアーティの組織を壊滅させて2年後にワトソン(マーティン・フリーマン)の前に現れます。どのようにして死んだと見せかけたかについて色々な推理が出てきますがホームズは語らず、視聴者の判断に任せるという演出は憎いです。ワトソンがホームズの変装と思って老人の髭をむしるのは原作のパロディね。とにかく前シリーズ同様に原作を巧くアレンジしており、良質の現代版ホームズになっています。
名探偵は数多くいますが、スーパー・ヒーローを一人だけ選ぶとすれば、やっぱりホームズになりますね。ベイカー・ストリート221Bに住み、趣味はヴァイオリンで、パイプを愛用。気分が滅入ったとこにはコカインを喫う。外出にはインパネスを着用、ディアストーカー・ハット(鳥打帽の一種)をかぶる。抜群の推理力とともに旺盛な行動力。ベイカー・ストリートなんて実在しないのに、観光客が訪ねてくるほどのスターです。オーソドックスなホームズから変り種ホームズまで、実在した人物かのように基本設定は守られるので〜す。