これもSF

nostalji2014-07-17

録画していた『マン・オブ・スティール』(2013年/監督:ザック・スナイダー)を観る。ご存知スーパーマン誕生物語です。
クリプトン星の滅亡が近づき、ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は生まれたばかりの息子カル・エルに希望をたくして地球へ送ります。ジョナサン(ケヴィン・コスナー)とマーサ(ダイアン・レイン)のケント夫婦に拾われたカル・エルはクラーク(ヘンリー・カヴィル)と名付けられて育ちます。ジョナサンから超人的能力を使うことを固く禁じられたクラークは、周囲との違いに孤独と葛藤を抱えながら成長。ジョナサンの死により、自分探しの旅に出て、北極でジョー・エルの遺物を見つけ、自分の素性を知るとともに、遺物調査の取材にきていたロイス・レインエイミー・アダムス)と出会います。その頃、ファントムゾーンに閉じ込められていたクリプトン星の生き残り・ゾッド将軍(マイケル・シャノン)がクラークの存在に気づき、地球を襲撃……
スーパーマンとして自分の使命を確信したところで終わりとなるのは、テレビの『ヤングスーパーマン』と同じような物語構成です。これまでのスーパーマンと違い、ジョー・エルとジョナサンの位置づけが大きくなっていますね。それと、コスチュームが従来の青と赤の原色から黒に近い青になって、鋼鉄をイメージさせています。
特撮技術の進歩でアトラクション的スピード感は満喫できますが、アクションはワンパターンの繰り返しで飽きてきます。クライマックスのゾッド将軍との戦いは、ニューヨークのビルを壊しまくるだけで、格闘アクションの面白さはありません。必殺技が必要だよォ。