やる気の問題

nostalji2014-08-03

時代劇イコール年寄り向き、という定評があるが、本当にそうだろうか。
佐伯泰英の小説に代表される書下ろし時代小説が文庫で次々発刊されていますが、読者は年寄りだけではないと思います。むしろ、中年サラリーマンが多いんじゃないですかね。歴女と呼ばれる歴史好き女性も多くいます。昔からいた歴史好き女性に加えて、アニメやゲームのイケメン武将キャラに惹かれた同人誌女性が歴女ブームを作り、さらには一般女性にも広がりを見せています。韓国時代劇に嵌まった人も多くいます。時代劇への潜在需要は多いと思いますよ。民放が時代劇を作らない理由の一つに視聴者が購買に結び付かない年寄りというのは固定概念ね。
NHK大河『軍師官兵衛』の視聴率が良いようですが、幅広い層が楽しめるようにキャスティングを工夫しています。『ウルヴァリン:SAMURAI』の女剣士(福島リラ)が何処かで見た顔だと思っていたら、栗山善助(浜田岳)の妻女ね。本職はモデルとか。面白い試みだと思います。画像は、福島リラ。
時代劇は金がかかるので、NHKは合戦のようなモブシーンはまとめて撮影しておいて、民放にも必要に応じて使い回しできるようにすればいいんですよ。衣装や小道具・大道具もね。一番の問題は、斬られ役をはじめとする役者がいないことですが、これは数多く作ることでクリアするしかないなァ。時代劇は切り口次第で無限の可能性を秘めたジャンルであり、民放はもっと時代劇に目を向けるべきで〜す。