これで最後

nostalji2015-08-14

懐かしのテレビ西部劇『西部の勇者キット・カースン』のDVD9枚目と10枚目を観る。
#17「違法に取引された牛」は、牧場主が殺されキット・カースン(ビル・ウィリアムス)とエル・トロ(ドン・ダイアモンド)が隠蔽されていた違法取引をあばく物語。牛はヘレフォード種で、イギリスからカリフォルニアに持ち込まれて間もない頃です。
#18「キティを救え」は、奉公に出された戦友の娘キティをカースンとトロが救い出す物語。キティは酒場の歌姫になっており、悪い興行主が彼女を離さないんですな。
#19「無法の天地」は、判事を殺して無法地帯に逃げ込んだ悪党をカースンとトロが追跡する物語。ニューメキシコ・テキサス・コロラドの州境が接する地域が舞台ね。
#20「ムランゴ物語」は、父親を殺された少年のためにカースンとトロが、父親が見つけたという金鉱を探す物語。父親から頼まれたという二人の後見人が現れ、金鉱の地図を3分割する趣向が面白かったです。
初期の子供向け30分西部劇の特徴として、一定の予算内で期日までに間に合わせるため、キャトルドライブのようなモブシーンは映画からの使い回しだし、馬で逃げる相手に飛びついて一緒に転げ落ちるといった追跡シーンは何度も使い回しされています。映画でお馴染みの名の知れた傍役の出演はなく、デンバー・パイルやハリー・ローターといったテレビ西部劇の傍役ばかり。色々な面で見劣りはしますが、ジャンルとして一時代を築いた点は注目すべきで〜す。