スポ根でなく

nostalji2014-12-31

録画していた『42〜世界を変えた男〜』(2013年/監督:ブライアン・ヘルゲランド)を観る。黒人で初めての大リーガーとなったジャッキー・ロビンソンの物語です。
ブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は球界の変革のために黒人選手を入団させる決意をします。当時の大リーグは白人だけの世界で有能な黒人選手に門戸を閉ざしていたんですな。リッキーは黒人リーグで活躍しているジャッキー・ロビンソンチャドウィック・ボーズマン)と契約しますが、ロビンソンは様々な差別を受けることになります。
優勝を争うカージナルス戦で心優しそうな少年が、父親や周りの観客がジャッキーを野次るのをみて、自分も野次らなきゃならなくなったシーンは、大人の責任を感じさせ印象に残りました。差別をガマンし、敵監督の汚い野次に爆発しそうになるとき、最初は敵対視していたチームメイトもロビンソンに味方して敵監督に対するなど、オーソドックスな展開で予想通りの内容でしたが、結構感動しましたね。
当時の大リーグは16球団ですが、白人だけのチーム構成なので、30球団あっても、有色人種が活躍する現在のMLBの方がレベルは上だと思いま〜す。