海外ドラマ『ベイツモーテル』のシーズン１（全１０話）を観了。『サイコ』の主人公ノーマン・ベイツが何故サイコキラーになったのか、ノーマンの心に何故母親の人格が生まれたのか、その謎に迫る『サイコ』前日談です。
物語は高校生のノーマン・ベイツ（フレディ・ハイモア）が父親サムの事故死で保険金のはいった母親ノーマ（ヴェラ・ファーミガ）と例のモーテルを買ってオレゴン州の海辺の町に移り住むところから始まります。その町は怪しいところだらけで、前のモーテルの持ち主と副保安官は人身売買をしていたし、ノーマンの異父兄ディランが働いているのはマリファナの栽培所。物語の進行過程で父親の事故死にノーマンが関係していたことや、ノーマンの心の闇が増幅していくのがわかります。
このドラマの面白いところは、設定を現代に置き換えていますが、オリジナル版へのリスペクトが随処に見られることです。ミステリアスな物語展開は先が読めず、毎回見逃すことができません。人身売買事件はシーズン１で完結しましたが、マリファナ・ビジネスの黒幕は誰なのか、女教師を殺したのは母親の幻影まで目にするようになったノーマンなのか、シーズン２が楽しみです。現在シーズン３が製作されていますが、結末をどうするのか興味深いで〜す。
画像は、ノーマン役のフレディ・ハイモア。
