懐かしの西部劇

nostalji2015-03-24

西部劇の知人から送ってもらったDVD『ララミー牧場』の「マイク坊やとデイジーおばさん」と「改心」を観る。『ララミー牧場』は1959年から63年にかけて4シーズン(全124話)放送されたテレビ西部劇です。シーズン2までの64話がモノクロ、シーズン3からカラーとなりました。日本では60年6月からNET(現:テレビ朝日)系列で110話が放送され、主演のロバート・フラーは物凄い人気となり、61年の初来日には2千人のファンが羽田空港に押しかけました。
交通の要衝として知られるワイオミング州ララミー郊外の牧場が舞台で、父親が残したシャーマン牧場を守りながら駅馬車中継所を営むスリム(ジョン・スミス)と相棒のジェス(ロバート・フラー)が遭遇する事件を解決していきます。シーズン2までは、彼らの他にスリムの弟アンディ(ロバート・クロフォード)と一家の世話をするスリムの父の友人だったウィリー(ホーギー・カーマイケル)がレギュラーでしたが、勉学のためにアンディとウィリーが東部に行きシーズン3から孤児のマイク(デニス・ホルムス)と家政婦のデイジー(スプリング・バイントン)に替わります。
「マイク坊やとデイジーおばさん」は、シーズン3の第2エピソードで、孤児のマイクがララミー牧場で暮らすようになりマイクの世話をする家政婦を求めたところサリー(グロリア・タルボット)という女性がやってきます。同じ駅馬車に、デイジーと医者にばけた銀行強盗のサム(ジャック・マホニー)が乗っており、シャーマンという町の雑貨屋の権利書を買ったデイジーは、それが偽物とわかり気絶。サムは医者のふりをしてデイジーを診断しますが、サムを追っている賞金稼ぎのサリーの亭主が現れ……
結局マイクはデイジーになつき、無一文となったデイジーララミー牧場で暮らすことになります。サムが枕に銃を押しつけて音が漏れないように仲間を撃ったり、ジェスと賞金稼ぎとの対決などガンプレイに見どころあり。
「改心」は、保安官が不在で2万ドルを運ぶ駅馬車の護衛となったジェスが親友の裏切りで金を奪われ、追跡する物語。ジェスは駅馬車強盗のウエス(デニス・パトリック)と親友のテッド(ゲイリー・クラーク)を追ってモンタナのビリンガムへやってきます。ジェスはウエスを倒し、改心したテッドは金の隠し場所をジェスに教えますが、金を横取りしようとする町の保安官(ロバート・ウィルク)によって二人は廃鉱で生埋め。しかし、スリムが救援に駆け付け……
最初はまともな保安官かと思っていたのですが、ロバート・ウィルクは、やっぱり悪党だァ。ロバート・ウィルクだけでなく、グロリア・タルボットやジャック・マホニーなど60年代のテレビ西部劇で見慣れた顔ぶれが出演しており、懐かしかったで〜す。