日曜日は1週間のテレビ番組チェックの日。新番組と最終回ドラマ、それに映画ね。
地上波は本当に観るべき番組がありませんね。安易で安上がりなものばかり。今週放送される映画に『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』と『ドラえもん・クレヨンしんちゃん春だ!映画だ!アニメ祭り』がありますが、どちらも自局の番組関連じゃありませんか。無料のBS局は再放送ばかり。結局、観たい番組は金を払って観なきゃならないということですな。
金を払ってでも観る価値のある、ヒストリーチャンネルの『ヴァイキング〜海の覇者たち』のシーズン1(全9話)が12日に最終回(29日に全話一挙放送あり)を迎えます。ヒストリーチャンネルが4千万ドルかけて、8世紀末のヴァイキングの世界を描いた壮大な歴史ドラマね。現在シーズン3を放送中で、全米ケーブルテレビ局年間視聴率トップ10を続け、シーズン4の製作も決定している人気番組です。
ヴァイキングの勇者ラグナル(トラヴィス・フィメル)は、西の海を渡ったところにある豊かな国への掠奪を首長のハラルドソン(ガブリエル・バーン)に進言しますが拒絶され、親友の天才造船職人フロキ(グスタフ・スカルスガルド)と渡海用のロングシップを作り、兄のロロ(クライヴ・スタンデン)や仲間たちとハラルドソンの命に背いて西の国ノーサンブリア王国のリンディスファーン修道院を襲います。ラグナルの進言は証明され、奴隷として連れ帰った修道士のアセルスタン(ジョージ・ブラグデン)からイングランドの情報を得たラグナルは再びノーサンブリア王国へ。略奪は成功しますが、仲間たちの信望を集めるラグナルに対して危機感を抱いたハラルドソンからラグナルは命を狙われます。ハラルドソンとの決闘に勝利したラグナルは新しい指導者となり、三度ノーサンブリア王国を侵略。ノーサンブリア軍との激しい戦闘の結果……
ヒストリーチャンネル製作だけあって歴史考証がしっかりしています。登場人物のキャラも、その時代に生きていた人間像を活写しており、善悪を簡単に分類できない面白さがありますね。画像は、ラグナルの妻ラゲルサ役のキャサリン・ウィニック。子どもと一緒に夫の留守を守る妻でなく、戦士として夫と一緒に戦う激しい女性です。野生的な魅力にあふれ、グッドで〜す。