これも続編

nostalji2015-07-02

録画していた『猿の惑星/新世紀(ライジング)』(2014年/監督:マット・リーヴス)を観る。前作で猿のシーザーが仲間を率いて反乱を起こしてから10年後の世界ね。アルツハイマー治療薬の実験で異常に知能の発達した猿から生まれたのがシーザーで、その治療薬は猿には無害でも人間に死をもたらすウィルスが含まれていたため人類は90%が死滅し、猿たちは治療ガスの影響で遺伝子が変化して知能が発達しています。
荒れ果てた都市の一角で暮らしていたマルコム(ジェイソン・クラーク)たち人間は、電力を得るために水力発電所のある森の奥を調査します。しかし、そこではシーザー(アンディ・サーキス)たち猿が新たなコミュニティを築いて暮らしていたのね。猿たちに出くわした調査隊の一人が発砲したために一触即発の危機を招きます。平和主義者のマルコムはシーザーと接触し信頼関係を築きますが、猿嫌いのドレファス(ゲイリー・オールドマン)が武装準備をし、人間嫌いの猿コバ(トビー・ケベル)がそれを目撃したことから……
役者がメイキャップして猿の演技をした旧作と異なり、CGによる猿なので役者が係るのは声の出演とクローズアップした時の目の演技だけ。特撮の進歩は何でも可能にしますね。猿のコミュニティは、どこか西部劇のインディアンを連想させ、人間対猿の対立図式もありふれたものです。特撮の進歩ほど内容は進歩していませ〜ん。