水野俊平:著の『朝鮮王朝の王と女たち』(青春文庫:2011年12月20日第1刷発行)を読了。韓国時代劇の参考書的内容です。
第1章「これだけは知っておきたい朝鮮王朝」では、朝鮮の国家体制について解説。第2章「王に取り入り、宮中を騒がせた女たち」では、朝鮮王朝時代の三大悪女(チャン・オクチョン、チャン・ノクス、チョン・ナンジョン)について解説。第3章「王と女たちの、骨肉の権力争い」では、世祖(イ・サン)と祖母(貞純王后)・叔母(ファワン)との対立や、垂簾聴政について解説。第4章「王を愛し、王に愛された女たち」では、粛宗と淑嬪崔氏(トンイ)や中宗と王后愼氏(シン・チェギョン)などについて解説。第5章「王宮を影で支えた女たち」では、王宮で活躍する宮女たちについて解説。『トンイ』『王と私』『女人天下』などの韓国時代劇を例に出して朝鮮王朝の実態を解説した初心者向けね。
出版後の、この題材に関係するドラマとしては、『オクニョ』『三銃士』『華政』『花たちの戦い』『インス大妃』『チャン・オクチョン』などがありますが、『花たちの戦い』における、仁祖と悪女・貴人趙氏(ヤムジョン)のことは触れられていませ~ん。