予定調和

nostalji2016-11-09

録画していた『サバイバー』(2015年/監督:ジェームズ・マクティーグ)を観る。女性外交官が大規模テロ計画阻止にたった一人で立ち向かうサスペンス・アクションです。
テロリストがアメリカへ入国するのを阻止するためにケイト(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がロンドン大使館に赴任します。ケイトは医療ガス専門医バラン(ロジャー・リース)のビザ申請に不審を抱き、独断で保留。同僚のビル(ロバート・フォスター)の誕生会に大使館仲間とレストランにきたケイトは、テロ組織に雇われた“時計屋”と呼ばれる殺し屋(ピアース・ブロスナン)によって爆殺されそうになりますが、間一髪で助かります。今度はビルに銃を向けられ、もみあっているうちに暴発してビルは倒れ、ケイトは爆破テロと殺人の容疑で指名手配されるんですな。上司のサム(ディラン・マクダーモット)はケイトを信じて調査に乗り出し、爆破手口から“時計屋”が関わっていること、ビルが息子を人質にされてテロ組織のために働いていたことをつきとめますが、“時計屋”に撃たれて意識不明になります。クレイン大使(アンジェラ・バセット)は、サムの負傷もケイトの仕業と考え、見つけ次第射殺するよう指示。大晦日ニューヨーク・タイムズスクエアでテロ計画が迫っていることを知ったケイトは阻止すべくニューヨークへ飛びますが……
きちんと伏線が張られており、破綻のない脚本構成になっています。あまりに定型すぎて意外性はありません。主人公が都合よくピンチをきりぬけるのもね。テンポよく展開するので、退屈はしませんが、ハラハラ・ドキドキ感はあまりなし。ミラ・ジョヴォヴィッチは意志のかたまりのような主人公が似合っていましたが、ピアース・ブロスナンの殺し屋は凄みも不気味さもなく、今イチで〜す。
父の一周忌のため、本日より帰省。日記は19日まで休みます。