アニメの実写化

nostalji2016-11-08

録画していた『妖怪人間ベム』(2012年/監督:狩山俊輔)を観る。アニメを実写化したテレビシリーズの続編ともいうべき劇場版です。
名前の無い男(柄本明)との戦いの後、姿を消していたベム(亀梨和也)・ベラ(杏)・ベロ(鈴木福)の三人が、友人の夏目刑事(北村一輝)家族が住む町に戻ってきます。町ではMPL製薬会社の社員が次々に殺されるという事件が発生。そんな中、ベロは町で出会った足の悪い少女みちる(畠山彩菜)と仲良くなります。みちるの父親・達彦(筒井道隆)はMPL製薬会社の社員で、達彦の行動に不審をもったベムとベラは彼のあとをつけ、交通事故のあと行方不明となっていたみちるの母親・小百合(観月ありさ)と遭遇。小百合は、社長(中村橋之助)に反対して新薬の副作用を公表しようとしたため、交通事故を装って殺されたのね。しかし、達彦が発見した枯れない葉っぱのエキスで妖怪化し、MPL製薬会社に復讐していたんですな。やがて、コントロール不可能なまでに増幅されてゆき……
恋をして人間になりたいと願うベロ、そんなベロを見て人間にしてやりたいと思うベラ、人間になるには悪の成分が必要と知り葛藤するベム、ドラマとしての出来は悪くないです。意外と感動するところもあります。アクションシーンは予算の関係上、ハリウッドに見劣りするのは仕方ありませんな。出来の悪いアニメの実写化が数ある中、これは満足のいく作品で〜す。