収めどころが

nostalji2017-02-21

録画していたWOWOWの時代劇『ふたがしら2(全5回)』を観了。前シーズンで赤目の名を汚す甚三郎(成宮寛貴)一味を解体させ、盗賊団“壱師”を結成した弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)は、「脅さず、殺さず、汚え金を根こそぎいただく」という掟を守り、江戸の闇社会で名をあげていきます。火盗改の新長官・畷蔵人(大森南朋)は表社会の権力を握るため、裏社会を牛耳るために盗人を襲って金を奪う甚三郎の殺し屋集団と結託。弁蔵と宗次は、大盗賊・音無甚内がやり残した最後の大仕事を秘密がしるされている七仏の謎に挑みますが……
泥棒の手口は単純ですが、暗号解読の宝探しをからめ、スピード感ある展開は観ていて惹きつけられます。ただ、最後の血みどろスプラッターの殺陣はいただけませんね。松山ケンイチ早乙女太一はグッド。妖しい魅力を醸し出すおこん役の奈々緒は、いい女ダネェ。人造的な美しさは、ロッサナ・ポデスタ(若い人は知らないだろうけど)を想い浮かべましたよ。ラストは振り出しに戻った感じで続編を期待させますが、甚三郎役は……?