これで最後

nostalji2017-03-10

友人に送ってもらった東映時代劇『獅子丸一平・完結篇』(1956年/監督:萩原遼)を観る。愛憎流転、数奇な運命の剣と恋の物語の完結です。
間瀬城介を倒した獅子丸一平(中村錦之助)は、巡り会った不知火姫(高千穂ひづる)と江戸まで旅をします。しかし、不知火姫と一緒になれないことを悟り、京に帰りますが、弟が獅子丸と間違えられて北野川公久(小沢栄太郎)に殺され、屋敷に乗り込み公久を打討。「力と争いの中に真のやすらかさは得られぬ」と言って故郷へ戻るので〜す。
とってつけたような終わり方でした。結局、帝とは対面することなく、愛した女性とは別れ、剣の道に進むわけでもなく、隠居生活かよォ。遠い昔の作品だからでなく、子供心に感動するところが全くなかったので記憶に残っていないことがわかりました。題名だけは、しっかり覚えていたのにねェ。