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nostalji2017-08-17

バックデイトで日記をアップした後、帰省中に友人から送られてきた東映時代劇『若さま侍捕物帳・魔の死美人屋敷』(1956年/深田金之助)を観る。「地獄の皿屋敷」「べらんめえ活人剣」に続くシリーズ第3作目です。
山城屋の娘おいくが土蔵の中で矢に刺された死体で見つかります。おいくは将軍の愛妾おえんの方に仕える奥女中で、妊娠して逃げ帰っていたことが目明しの小吉(星十郎)の捜査で判明。小吉から話を聞いた若さま(大川橋蔵)が現場を調べ、発見者のおいとの婚約者・文次郎が何かを隠していることに気づきますが、文次郎も何者かに殺されます。おえんの方の使いで出た奥女中のおみよ(丘さとみ)が、おえんの方の父親・阿部伊代之助(竜崎一郎)の下屋敷に連れ込まれるのをスリの伝三(山茶花究)が目撃。伝三がそのことを小吉に知らせ、阿部家用人・忠弥(江原真二郎)が屋敷からおみよを篭絡するために連れ出すのを若さまが目撃します。事件の黒幕である伊代之助の兄(岡譲司)は、何かと邪魔をする若さまを配下のお蝶(千原しのぶ)の色仕掛けで仲間に引き入れようとしますが……
密室殺人の謎は簡単に解かれ、事件の陰謀も簡単にわかります。妊娠しない愛妾の代わりにお附き女中の子を身代わりにして権力を握ろうとする無茶な計画なんですよ。襲ってくる敵をスイスイかわし、最後は大立ち回りで悪党成敗という、お気楽娯楽時代劇で〜す。