最後に

録画していた『アトランティス 海底王国の逆襲』(2021年/監督:ブレンダン・ペトリッツォ)を観る。巨大怪獣を操り地球征服を狙う海底王国との戦いを描いたSFアクション。

魔のトライアングル空域で旅客機が正体不明の敵に撃墜されます。海洋生物学者のヴェラ(モーガン・ブラッドリー)たちわずかな生存者は孤島に漂着。謎の兵士が現れ、彼らは海底都市に連れ去られ……

多くの乗客がいる中で、たいしたケガもせずに生き残ったのが、姉妹弟、新婚夫婦、恋人同士というペアだけなのはこの手の映画の約束事。太古に沈んだアトランティスが海底王国なのは題名通り。ただし、王国といってもドームに覆われた城があるだけね。アトランティスの人間は不老不死みたいで、第二次大戦の英雄(フレッド・ウィリアムソン)が齢もとらずに生存。巨大怪獣というのは三つ首のヒュドラで、フレッド・ウィリアムソンの火炎攻撃で簡単に倒されて拍子抜け。海洋を汚染する地上人を滅ぼそうとするアトランティス王(マイロム・キンガリー)の潜水艦を奪い、王国を破壊してメデタシ、メデタシです。

アサイラムの作品なので酷いのは予想されたのですが、緊迫感のないダラダラした展開で予想的中。