今週はマカロニ

nostalji2018-01-22

マカロニ西部劇『32口径の殺し屋』(1967年/監督:アルフォンソ・ブレシア)を観る。分冊百科マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション”の40巻に収録されていたもので、ヤフオクでバラ売りされていたものをゲット。分冊百科には2本ずつ収録されていて、もう1本が観たものだと買う気がおこらず躊躇していたのですが、うまく出品されて1冊分の半額以下で手に入れました。
でもって、お話ですがシルバー(ピーター・リー・ローレンス)という殺し屋が駅馬車から大金を奪った強盗団を見つける日本未公開作品。いかにもマカロニというタイトル映像と音楽に始まり、鉄道工夫頭に雇われた殺し屋のシルバーが工夫をこきつかう悪党をやっつけるオープニングは快調です。ドール(エレーヌ・シャネル)の酒場での仕事の腕を見込まれ、銀行家のアベレル(アンドレア・ボシック)から駅馬車強盗犯の捜索を依頼されます。駅馬車の乗客が皆殺しにされたことから、犯人は町の住民と推理したシルバーは、あの手この手と仕掛けをし……
主人公の拳銃が32口径というのも意味を持っており、マカロニにしては杜撰なところがなく、意外としっかりした作り方をしています。ただ、アルフォンソ・ブレシアの演出はパンチ力がなく、アクションは迫力に欠けますね。エレーヌ・シャネルだけでなく、殺された銀行会計士の娘役のルーシー・スカイ、奪われた金を狙ってシルバーに近づく酒場女のアニエス・スパーク(カトリーヌ・スパークの姉)ら女優陣は美麗なので、それだけで満足で〜す。
マカロニ大会の参加申し込みを行う。前回参加したのが2007年ですから、もう10年以上経つんですねェ。