訃報

nostalji2018-09-17

樹木希林さん(75歳)が亡くなる。読書をしながら『思い出のラジオ・テレビ主題歌集』(11枚組CDボックス)を聴いているのですが、希林さんが出演していた番組の音楽を拾ってみました。
「森繁の人生賛歌」(森繁久彌)は『七人の孫』の主題歌で、私が希林さん(当時は悠木千帆)を初めて見たドラマ。お手伝いさんの役で、頑固な主人・森繁とのやりとりが抜群に面白かったです。
堺正章とのギャグが可笑しかった『時間ですよ』からは、「時間ですよのテーマ」と堺正章が歌う挿入歌「涙から明日へ」と「街の灯」ね。
演技者としての凄さを見せたのが『寺内貫太郎一家』で、老け役は見事でした。寺内貫太郎(小林亜星)の母親役でしたが、当時30代前半で小林亜星よりも10歳若く、頭髪を脱色し、指ぬき手袋で手の若さをばれないようにするなど徹底し、おもしろ婆ちゃんぶり(沢田研二のポスターを眺めて「ジュリーィィィ!」と腰を振りながら悶える)を見せてくれました。「寺内貫太郎一家のテーマ」と、小林亜星といけだももこが歌う挿入歌「りんごがひとつ」を聴くとしましょう。