完結編ということで

録画していた『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(2018年/監督:ウェス・ボール)を観る。巨大迷路に放りこまれた若者たちのサバイバルを描く三部作の最終です。
巨大迷路や砂漠の迷宮を生き延びてきたトーマス(ディラン・オブライエン)と仲間たちは、秘密組織WCKD(ウィケッド)に捕まったミンホ(キー・ホン・リー)を救出すべく、彼の乗った列車を襲撃しますが失敗。ラスト・シティと呼ばれる隔離地域に連れてこられたミンホは、WCKDに寝返ったテレサ(カヤ・スコデラーリオ)によって、強力なウィルス“フレア”の抗体開発のための実験台にされます。トーマスはミンホ救出のために、ニュート(トーマス・ブロディ・サングスター)やフライパン(デクスター・ダーデン)たちとラスト・シティに向かいますが……
ウィルス“フレア”で人類はゾンビ化しており、12歳から18歳の中にウィルスへの免疫を持った若者がいて、WCKDはワクチンを作ろうとしているのが前作でわかりますが、それは自分たちだけが生き残るためだったのね。ウィルスに感染している人たち、WCKDと戦うレジスタンス組織など話を広げ過ぎた分、若者たちの友情と絆のテーマが希薄になりました。アクションシーンを多くした分、サスペンス性が薄れ、第1部の面白さに比べ、全体としては不出来で~す。

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