小綺麗すぎて

録画していた『アルファ 帰還りし者たち』(2018年/監督:アルバート・ヒューズ)を観る。約2万年前の氷河期を舞台に、仲間とはぐれた少年が故郷を目指すサバイバルアドベンチャーです。
部族長の息子ケダは父や仲間たちと狩りに出て、断崖絶壁から落下します。父はケダが死んだと思い、悲しみの中、帰還。ケダは断崖の途中の岩棚で息をふきかえします。やっとの思いで断崖の下にたどり着き、傷を治しながら故郷に向けて出発。旅の途中で傷を負った狼アルファを助け、極寒の冬が迫る中、ケダとアルファは、家族のいる家を目指します……
狼との友情を通して、少年が成長していく物語。原始人にしては、服装は現代的だし、むさくるしい髭もじゃ男たちも出てきません。猛獣との激しいアクションもありません。2万年前のリアル感はゼロ。狼と少年の交流が丁寧に描かれ、狼が犬として人間と共存するようになるのが物語の軸。平凡な作品ですが、正月は心温まるものが最適で~す。

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