B級映画だが

録画していた『アイアン・スカイ』(2012年/監督:ティモ・ヴオレンソラ)を観る。社会風刺ギャグ満載のフィンランド・ドイツ・オーストラリア製作のSFアクション・コメディです。
合衆国女性大統領(ステファニー・ポール)の再選対策のために、男性モデルのワシントン(クリストファー・カービー)が月面に送られます。月の裏側には逃亡したナチスの残党が築いた秘密基地があって、地球侵略を計画中。ワシントンはアドラーゲッツ・オットー)に捕まり、侵略準備のために地球への案内人にされます。月で生まれて育った科学者リヒター(ティロ・プリュックナー)の娘レナーテ(ユリア・ディーツェ)は地球に興味を持っていて、アドラーとワシントンに同行しますが……
アメリカを風刺していますが、当時のオバマ政権よりも現在のトランプ政権を見ているようで笑えました。へんな役で出演することの多いウド・キアですが、またまた変な役(ナチスの生き残り総統役)で登場。この人が出てくるだけで愉しくなります。クラウドファンディングによって資金を集めた低予算映画ですが、VFXもしっかり作られており、意外な上出来作品で~す。

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