続いて

録画していた『決算!忠臣蔵』(2019年/監督:中村義洋)を観る。山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』をもとに映画化した時代劇コメディです。

江戸城松の廊下で浅野内匠頭阿部サダヲ)が刃傷におよび、赤穂藩は御家断絶。筆頭家老の大石内蔵助堤真一)は、勘定方・矢頭長介(岡村隆史)の力を借りながら残務整理。祐海和尚(桂文珍)を通じて御家再興を図りますが夢は破れ、討ち入りを決心。仇討資金は揺泉院(石原さとみ)の持参金800両(9500万円)で……

当時の費用を現在の金額に置き換えて、予算内で仇討決行へ至るまでを面白おかしく描いた作品。城明け渡しから討ち入りまでの話なので、吉良も出てこなければ、討ち入りもない忠臣蔵です。忠臣蔵を新たな視点で描いた試みは、評価できますね。吉本興業が製作に加わっているので、吉本芸人が多数出演しており、国許の浪士たちのセリフは大阪弁。サムライらしくないのが難点で~す。

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