香港ノワール期待で

録画していた『ゴールデン・ジョブ』(2018年/監督:チン・ガーロウ)を観る。製作総指揮にジャッキー・チェンが共同で名をつらねるアクション映画です。

シウォン(イーキン・チェン)、フォサン(ジョーダン・チェン)、ビル(マイケル・ツェー)、タンディン(チン・ガーロウ)、マウス(ジェリー・ラム)の5人は兄弟同様に育ち、正しいことであれば犯罪もいとわぬ仲間。ある日、ビルの発案で貧しい子供たちを助けるために高額な医薬品を強奪する計画をたてます。しかし、襲撃した輸送車には金塊が積まれており、ビルはそれを奪って逃走。その金塊は情報部の秘密資金で、シウォンは仲間を逃して警察に逮捕されます。5年後、出所したシウォンは、フォサン、タンディン、マウスと再会し、裏切者のビルとの戦いに挑みますが……

南アフリカ、ブタペスト、熊本・福岡、そしてモンテネグロのセントステファン島での大銃撃戦と、世界旅行が楽しめます。ただし、カーチェイスなどのアクションシーンはロケでなく映像合成ね。ストーリー展開は粗っぽく、物語にも深みはありませんが、主人公たちの育ての親の友人役で倉田保昭が出演しており、達者な格闘アクションを見せてくれたのは嬉しかったで~す。

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