週に1度は西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『西部のサロメ』(1945年/監督:チャールズ・ラモント)を観る。普仏戦争中、ウィーンからアメリカ西部に逃れてきた美しきダンサーの物語です。

南北戦争が終わり、従軍記者だったジム(ロッド・キャメロン)は、普仏戦争を取材に行ったウィーンで美しき踊り子アナ・マリア(イボンヌ・デ・カーロ)と出会います。マリアはオーストリア王室のためにスパイしていたことがドイツ将校のヴァン・ボーレン(アルバート・デッカー)にばれ、ジムとアメリカへ脱出。西部の町でサロメとしてダンスを見せていた時に、元南軍の無法者クリーブ(デビッド・ブルース)と愛しあうようになります。興行主となったジムはマリアを連れてサンフランシスコへ。そこに、マリアを逮捕して連れ帰るためにヴァン・ボーレンが現れ……

イボンヌ・デ・カーロが見せる踊りだけが魅力の作品。カーロとデビッド・ブルースの恋物語で、周囲の者も好い奴ばかりで緊迫感のない展開です。アクションらしいアクションもなく、デビッド・ブルースとアルバート・デッカーのフェンシングによる決闘が唯一の見せ場。ロッド・キャメロンは、これといったところがなく、存在感がありませ~ん。

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