西部劇からみで

田口利人:著の『リンカン郡抗争の顛末とビリー・ザ・キッドの真実』(杉並けやき出版:2021年6月16日第1版第1刷発行)を読了。西部劇では超有名なビリー・ザ・キッドの真実を徹底的に調べた日本で初めての実録です。

第1部:リンカン郡抗争の顛末、第2部:ならず者ウィリアム(ビリー)・ボニーの台頭、第3部:ビリー・ザ・キッド真実の探求、附録:ビリー・ザ・キッドの映画について、という構成。

第1部で、ビリー・ザ・キッドを有名にしたリンカン郡の抗争とはどんなものだったのかを詳細に説明。第2部では、リンカン郡の抗争後のキッドの行動分析とならず者として有名になっていった背景の解説。第3部は、キッド生存説など伝説の検証。附録は、映像化されたビリー・ザ・キッドの概観から始まり、『ビリー・ザ・キッド』『さいごの無法者』『ならず者』『テキサスから来た男』『左きゝの拳銃』『チザム』『ビリー・ザ・キッド/二一才の生涯』『ヤングガン』『ヤングガン2』『スリー・ジャスティス孤高のアウトロー』を紹介。

万人受けする本ではありませんが、西部劇ファンには必読書で~す。

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