週に一度は西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『勇者のみ』(1951年/監督:ゴードン・ダグラス)を観る。問題兵ばかりの部隊がアパッチの大群と戦う騎兵隊西部劇です。

ランス大尉(グレゴリー・ペック)はアパッチの酋長(マイケル・アンサラ)を捕まえますが、病気に罹っている砦の司令官は堅固なグラント砦への移送を命令。ランスは自ら護送するつもりでしたが、司令官はハロウェイ中尉(ギグ・ヤング)に命じます。酋長奪還にきたアパッチに襲われてハロウェイは戦死。キャシー(バーバラ・ペイトン)を巡って恋敵のハロウェイが死んだことから、ランスは部下たちからランスがハロウェイの護送任務を司令官に進言したと邪推されます。援軍が到着する前にアパッチの大群が砦を攻撃することが予想され、ランスは大酒飲みの軍曹(ワード・ボンド)や脱走兵などの問題兵8名の部下を率いて前線の砦でアパッチを防ぎ、援軍到着まで時間を稼ぐことにしますが……

主人公は軍規に厳しく生真面目なので、率いる部下は彼を恨んでおり、なかには殺そうと機会を狙っている者もいます。こうした状態から生まれるサスペンスとアパッチとの攻防戦が並行して展開。アパッチは岩山の狭い間道から攻撃するしかなく、少人数でも守ることができるんですね。とは言っても、夜陰に乗じて忍び込んできたアパッチに部下を殺されたりして、簡単に全滅されそうなところもあり、ツッコミどころは多いです。やって来た少人数の援軍が、アパッチの大群をやっつけるクライマックスが最大の見せ場で~す。

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