週末読書

岡田晋吉:著の『青春ドラマ夢伝説』(ちくま文庫:2021年7月10日第1刷発行)を読了。著者は元日本テレビのプロデューサーで、自分史的内容です。

海外ドラマの吹き替え版を担当していた新人時代から始まり、テレビ映画担当になり、『青春とはなんだ』と『でっかい青春』で青春ドラマの第一人者になります。以後、『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『俺たちの旅』『あぶない刑事』など数多くの名作をプロデュース。制作秘話と仕事術、中村雅俊竜雷太松田優作たち時代を象徴する俳優たちとの交友が語られています。

証言者が少なくなった1960年代前半までの話が一番面白かったですね。熱血教師という存在が私は好きじゃなくて、青春シリーズは殆ど見ていないんですが、ヒットした理由がわかりました。それにしても昭和は伝説の時代になったんですねェ。

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