未見だったテレビ西部劇

子供の頃、観たくても観ることのできなかったテレビ西部劇をユーチューブで折に触れて観ています。『拳銃街道』もそのひとつ。本国アメリカでは6シーズン続いた人気西部劇でしたが、日本ではフジテレビ系列で1962年1月6日に始まり、途中で『ウエルス・ファーゴ』に題名変更して1年間放送。

『拳銃街道』は、現在では全米第3位の銀行として知名度の高いウェルズ・ファーゴ社が駅馬車事業も営んでいた西部開拓時代に秘密調査員として雇われていたジム・ハーディ(デイル・ロバートソン)の活躍を描いています。シーズン1の第10話は、駅馬車強盗として名高いサム・バスの物語。ハーディはテキサスを荒らしまわっているサム・バス(チャック・コナーズ)一味を捕えるために、テキサスレンジャー(レイ・ティール)に追われている強盗犯としてサム・バス一味に潜入します。サム・バスとハーディに奇妙な友情が芽生えますが……

サム・バスがわりと好い奴で、ハーディの忠告を受けて一味の若者(マイケル・ランドン)をこれ以上悪の道にはいらないように追い出すんですな。ハーディは暗号電文でテキサスレンジャーに一味の銀行強盗計画を知らせ、一味は待伏せしていたテキサスレンジャーによって全滅。サム・バスは若者が裏切ったと思ったのですが、ハーディが自分の正体を教え、安心して息をひきとります。

『拳銃街道』のエピソードには実在の人物が数多く登場します。マーティン・ランドーのドク・ホリデイ、ロバート・ボーンビリー・ザ・キッドチャールズ・ブロンソンブッチ・キャシディスティーブ・マックィーンのビル・ロングリーなどは観たかったのですが、ユーチューブに収録されておらず、残念!