懐かしの海外ドラマ

録画していた『謎の円盤UFO』の最終回を観る。『謎の円盤UFO』は、日本テレビ系列で1970年10月3日~71年3月27日に放送されていたSFドラマです。

「1980年、すでに人類は地球防衛組織シャドー(S.H.A.D.O.)を結成していた。シャドーの本部は、イギリスのとある映画会社の地下深く秘密裏に作られ、冷静沈着なストレイカー最高司令官の下、日夜謎の円盤UFOに敢然と挑戦していた」のオープニングナレーション通り、シャドーと地球侵略を狙うUFO(異星人)との戦いを描いた物語。パニックを防ぐためにUFOの存在は民衆には知らされておらず、シャドーも秘密の組織です。

最終回は、10年間も少女のままの「眠れる美女の怪奇」というエピソード。ストレイカーの車に跳びこんできて10年間意識不明だった少女キャサリンが昏睡状態から目覚めます。10年前、キャサリンはティムという若者と廃墟の農家で爆弾を仕掛けている異星人を目撃。キャサリンは爆弾の信管を奪って逃げだし、ストレイカーの車の前に飛び出したんです。異星人に身体を乗っ取られていたティムがキャサリンの前に現れ、信管を発見して時限爆弾をセット。ストレイカーたちが爆弾を処理して宇宙に廃棄すると、ティムは白骨化します。少女のキャサリンも老婆のような姿に変貌して死亡。ティムは10年前に死亡しており、キャサリンの寿命をティムに与えて生き返らせたんですね。ティムが死ぬと、キャサリンも寿命がつきて死にます。

「異星人は人の寿命、生命までもコントロールすることが可能なのかもしれない……そんな異星人の脅威から地球を守るためにシャドーは戦い続けねばならない」というナレーションと、暗い表情で病院を去るストレイカーの後姿で終わりま~す。