懐かしの顔が

西部劇パーフェクトコレクションの『荒野の戦士』(1952年/監督:カート・ニューマン)を観る。先住民の平和に命をかけたインディアン戦士の物語です。

オジブウェイ族のハイアワサ(ヴィンセント・エドワーズ)は平和主義者でしたが、プッキーウィス(キース・ラーセン)は好戦的。酋長会議でハイアワサにダコタ族の、プッキーウィスにイロコイ族の偵察が命じられます。ダコタ族の矢師ラクー(スティーブン・チェイス)が熊に襲われているハイアワサを救出。ハイアワサはラクーの娘ミネハハ(イヴェット・デュグアイ)と親しくなり、愛しあいます。ダコタ族はオジブウェイ族と戦う意思はなく、贈り物としてラクーがダコタの矢を3本用意。ミネハハと結婚の約束をして部落へ帰る途中で、イロコイ族が襲撃の準備をしているのを目撃。偵察に行ったプッキーウィスが狩りをしているイロコイ族の戦士を殺したことが原因でした。ハイアワサの情報でイロコイ族を撃退したことで、ミネハハとの結婚を許されますが……

ハイアワサは、17世紀に互いに戦争状態だった五大湖周辺の5部族に和平をうながし、5部族連合の連邦国家を作ったと云われる実在の人物。物語は好戦的な悪党のたくらみをあばいて対決という殆どフィクションですけどね。白人が入植する前の話なので、登場するのはインディアンだけ。だけどセリフのある役は全て白人俳優。主演のヴィンセント・エドワーズは『ベン・ケーシー』で知られるようになったのですが、それだけでしたなァ。 

ちなみに、『ベン・ケーシー』についてはココヘ⇒ベン・ケーシー | 懐古趣味親爺のブログ (ameblo.jp)