本日も

録画していた『悪名一番』(1963年・大映/監督:田中徳三)を観る。朝吉と清次が悪徳金融会社を相手に大暴れするシリーズ8作目。

金融会社に投資した金が戻ってこないという相談を受けた朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)は、金を持ち逃げしたという社員を追って東京へ。困っている人のための善後策をかけあうため、金融会社に乗り込みます。社長の都(安部徹)は会おうとせず、秘書の圭子(江波杏子)が応対。圭子のあとをつけて、ナイトクラブで都を見つけますが、同席していたヤクザの工藤(名和宏)から田舎者と嘲笑されます。ひょんなことから朝吉と喧嘩別れをした清次はおぎん(茶川一郎)の紹介で工藤組へ。そこで監禁されている持ち逃げ社員を発見。清次は朝吉に知らせようとしますが……

悪党が安部徹と名和宏なので、これまでの悪党連中と違って殴り甲斐のある相手。茶川一郎だけでなく、芦屋雁之助と小雁の贋者コンビも再登場。何人かのキャラクターが共通して登場し、日本各地が舞台となるシリーズ物の定型パターンになってきました。