シリーズ・ホラーで

録画していた『牛首村』(2022年/監督:清水崇)を観る。清水崇の『犬鳴村』『樹海村』に続く“恐怖の村”シリーズ3作目。

女子高生の奏音(Koki)は、奏音に恋している蓮(萩原利久)から奏音そっくりの少女が映っている動画を見せられます。その少女は行方不明になっており、その少女に親近感を覚えた奏音は蓮と動画が撮影された富山県の坪野鉱泉へ。山崎(松尾諭)という男に牛首の呪いを聞かされ、少女が行方不明になった廃墟に案内されます。少女・詩音(Kokiの二役)の交際相手だった将太(高橋文哉)が自殺しようとしていたところを助け、将太の案内で詩音の家を訪問。そこには、詩音の家族とともに、出張中のはずの奏音の父(田中直樹)もいました。奏音と詩音は双子で、祖父(麿赤兒)が村の忌まわしい風習について語りはじめ……

牛首村では双子は不吉とされ、7歳になると片方を守り神である牛頭の神に返すといって鍾乳洞の深い穴に突き落としていたんですな。奏音は4歳の時に行方不明になり、発見された時は記憶を失っていました。両親は二度と奏音を失うまいと考え、父が奏音だけを連れて土地を離れたんです。

詩音を廃墟に連れて行った二人の女子高生、廃墟へ奏音を案内した山崎、奏音と廃墟にやってきた蓮が呪い殺されるんですが、呪いの正体は祖母の双子の妹・奇子(芋生悠)の怨霊。奇子も穴に突き落とされたのですが生きていて、助けを求めたのですが村人に殺されて怨霊になったんです。呪いの正体がはっきりしている分、恐怖感はありませ~ん。