B西部劇二本立て

西部劇パーフェクトコレクションの『正義の銃声』と『モンタナの戦い』を観る。

『正義の銃声』(1948年/監督:クリスティ・カバンヌ)は、開拓民とメキシコ人の争いを調停する男の物語。

カリフォルニアにやってきたジミー(ジミー・ウェイクリー)とキャノンボール(ダブ・テイラー)は、大地主のエステバン(ロバート・ストレンジ)と開拓民の責任者チェンバース(ウィリアム・ベイリー)が土地をめぐって争っていることを知ります。エステバンの甥ホセ(ジョージ・J・ルイス)とチェンバースの娘ダイアン(クリスティン・ラーソン)は恋人同士でしたが、二人を争わせて土地を奪おうとしている黒幕がいて……

エスタン歌手がそのままの役名で主演しているB西部劇。有名どころではテックス・リッターがいますが、ジミー・ウェイクリーもそのひとり。劇中で持ち歌を2曲披露しています。相棒役のダブ・テイラーは息の長い傍役で、海外ドラマでは何度も見かける顔です。内容については特記するところはありませ~ん。

 

『モンタナの戦い』(1952年/監督:ルイス・D・コリンズ)は、鉄道測量士と町の支配者との戦い。

ホイップ(ホイップ・ウィルソン)と相棒のデイブ(ランド・ブルックス)は鉄道敷設の測量のためにマーティンズビルの町にやってきます。町はマーティン(ヒュー・プロッサー)の娘クララ(ペギー・スチュアート)が支配。クララは開拓民から搾取しており、鉄道が町に来ることに反対。配下に命じて測量の妨害をしますが……

『正義の銃声』で、ムチの達人役でデビューしたホイップ・ウィルソン主演のB西部劇。この作品ではムチの名手ぶりが見られません。測量に使っている望遠鏡を照準器にしてライフル射撃するところが面白いくらいで、あとは如何ってことなし。