先週に続き

録画していた『眠狂四郎多情剣』(1966年・大映/監督:井上昭)を再見。狂四郎に恨みを持つ将軍の娘との対決。

『女妖剣』で狂四郎(市川雷蔵)に辱めを受けた将軍の娘・菊姫(毛利郁子)が狂四郎への復讐を決意。菊姫が操る武州疾風組の下曽我典馬(中谷一郎)が狂四郎に近づきます。お洒落狂女や水茶屋のおひさ(水谷良重)が色仕掛けで迫りますが、狂四郎を倒すことができず、狂四郎が遊女屋から救った少女・はる(田村寿子)を拉致。狂四郎は菊姫屋敷に誘き出されますが……

妻が狂四郎に殺されたと思い込む道場主(五味龍太郎)との対決が殺陣での見どころ。唇を噛んで、痛みで円月殺法にかからないようにするのね。毛利郁子は裸体を見せることなく、エロチカル度合は極めて薄く、水谷良重も中途半端な扱い。雷蔵の魅力だけで~す。