懐かしのB級映画

録画していた『血まみれギャングママ』(1970年/監督:ロジャー・コーマン)を観る。1930年代に実在したギャング一家を描いた低予算映画。

幼少期に家族から性的暴力を受けたケイト・バーガー(シェリー・ウィンタース)は、4人の息子を溺愛する母親。素行不良な息子たちは保安官に目をつけられ、生活力のない夫をおいてケイトは息子たちと旅に出ます。金に困ると強盗を働き、ケイトの指示で犯罪はますますエスカレート。仲間(ブルース・ダーン)も加わり、一攫千金を狙って富豪(パット・ヒングル)を誘拐したことからFBIに追われ……

麻薬中毒の息子役で若きロバート・デ・ニーロが出演していることで知られる作品。ロジャー・コーマンらしく、『俺たちに明日はない』のヒットに目をつけ、ニューシネマの流行を利用した感じですな。暴力シーンとセックスシーンで客を呼び込む典型的なB級映画で~す。