時代劇から

BSPで放送している金曜時代劇『雲霧仁左衛門6(全8回)』の初回と第2回を観る。池波正太郎の原作はシーズン2で終わっており、シーズン3からはオリジナル。シーズン4からは一回完結形式になっています。

シーズン6の舞台は京都。将軍上洛に伴い、莫大な御用金が京に投入されようとしており、雲霧仁左衛門中井貴一)一党は御用金に群がって暴利を貪ろうとする悪党の金を狙います。

第1回は、京の商人たちを好餌で騙して賄賂を受け取っていた公家の竜胆(矢柴俊博)の蔵。合鍵を作って蔵を破るという手口は単純。

第2回は、御所修繕のために30万両の金を京都所司代八嶋智人)に要求している武家伝奏の中末吉(野添義弘)が修繕費を上乗せして着服した金を盗みます。中末吉邸の造園工事にあわせて蔵の下まで穴を掘り、蔵の床に穴を空け、大きな茶壷の底を破って、入っている金を奪うという手口。

将軍警護の下見を名目に京に来ている火盗改長官・安部式部(國村隼)と京都奉行・高坂(寺島進)が雲霧を追います。公家を利用して大儲けをたくらむ今津屋おつる(原田美枝子)の暗躍。京都所司代も御用金を狙っており、今後の展開に目が離せません。

シーズン6までレギュラーだった七化けお千代(内山理名)は江戸に残っているという設定で、本シーズンでの登場はなさそうで~す。