テレビ時代劇から

録画していた『雲霧仁左衛門6(全8回)』を観了。シーズン6の舞台は京都。将軍上洛にともない莫大な御用金が京に投入されることになり、その利権に群がる公家や商人、そして御用金を着服しようとしている京都所司代八嶋智人)が隠している金を雲霧仁左衛門中井貴一)一味が盗みます。

でもって最終回ですが、老中の密命を受けた火盗改長官・安部式部(國村隼)と京都町奉行・高坂(寺島進)によって所司代の不正は暴かれますが、所司代が今津屋おつる(原田美枝子)に預けた50万両は行方不明。おつるの亡き夫(谷田歩)は25年前に足を洗ったからくり徳兵衛と呼ばれた雲霧一味の凄腕盗賊。徳兵衛の作った隠し蔵をどうやって破るかが見せ場です。

池波正太郎の原作はシーズン2で終わっており、シーズン3からはオリジナル。シーズン6は原作とは全くかけ離れたものになっています。25年前以上から盗賊だったというのは、年齢的に合いません。それと盗む金が現実離れしています。50万両といえば、千両箱500個ですよ。100人以上いないと、運び出せません。数字が大きければいいというもんじゃありませ~ん。