先週に続き

録画したままだった必殺シリーズの第1作『必殺仕掛人(全33話)』の15話~18話を観る。

第15話「人殺し人助け」(監督:松本明、脚本:山田隆之)

藤枝梅安緒形拳)の針が殺人に使われ、梅安は同心・畑中(寺島達夫)に追われます。梅安の針を盗んだのは、香具師の元締め・鳥越の松十郎(津川雅彦)の情婦・小夜(渚まゆみ)で、松十郎の裏の顔は仕掛人の元締め。松十郎は音羽屋半右衛門(山村聰)を殺して江戸の仕掛けを独占しようと考えていますが、松十郎からDVを受けている小夜が半右衛門に松十郎の殺しを依頼。

第16話「命かけて訴えます」(監督:大熊邦也、脚本:早坂暁

代官の圧政で苦しむ百姓たちが老中に上訴することを決意。3人の若者が江戸へ行くことなり、梅安と西村左内(林与一)が護衛。頼み人は村の窮状を知り、客を殺して金を奪った遊女。遊女は自首し、斬首されます。訴状を持った3人は、ひとり(古川ロック)が旅の途中で殺され、ひとり(林ゆたか)が遊女の斬首を見て逃げ出し、もうひとり(松橋登)は遊女となった恋人(梓英子)と老中の屋敷の前で殺されますが、訴状は老中に渡り、村は老中直轄となります。

第17話「花の吉原地獄の手形」(監督:松野宏軌、脚本:松田司)

吉原でウロウロしている百姓・総吉を出会った千蔵(津坂匡章秋野太作)は、目当ての花魁・玉菊に会わせてやります。玉菊は総吉のかつての恋人で、玉菊から年貢に苦しむ百姓たちから慕われている大庄屋・庄右衛門(加藤嘉)が藩の重役と結託して年貢金を横領していることを教えられます。総吉はそのことを父親に知らせますが、父親は庄右衛門の用心棒(大村文武)に殺され、総吉も命を狙われます。総吉は玉菊の身請けに用意していた金で半右衛門に庄右衛門と用心棒の殺しを依頼。庄右衛門は玉菊に横恋慕しており、梅安と左内は吉原で彼らを待ちうけます。

第18話「夢を買います恨みも買います」(監督:長谷和夫、脚本:國弘威雄

富くじの箱を作った細工師が殺され、娘が富くじの胴元・鉄幹(守田学哉)の殺しを依頼。左内は鉄幹の用心棒・武宮(近藤正臣)と親しくなっており、若い頃の自分の姿に似た彼との対決に悩みま~す。